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スタッフ研修で山口に行ってきました!「一蔵目 東洋美人編」

こんにちは!
スタッフのとおるです!

先日、スタッフ皆で山口県の日本酒蔵へ訪問してきました。まず始めに訪れたのは、東洋美人でお馴染みの萩市にある澄川酒造です。
前の晩、わくわくして寝付けなかったのはここだけの秘密で。

博多駅から新幹線で新山口駅へ、そこからレンタカーで約2時間弱のドライブ。道中山をかき分けて、またかき分けて、小さな集落が見えてきました。澄川さんと奥さんがお出迎えしてくださいました。初めてお会いしました。穏やかな目でダンディーなたたずまいの方。座敷に通され澄川さんのお話を聞くことができました。

日本酒という発酵品を造ることに誇りを持ち、伝統や家庭を重んじ、作品を届けるかのように、且つ自身が飲みたいと思う酒を醸されているそうです。普段は、自身の酒しか飲まないのだそうです! それは、おごりではなく、自身の酒の仕上がりや状態が心配で他の酒を飲む余裕がないのだそう。

蔵内は、建物内すべて空調が管理された冷蔵庫のようでした。最新の機械が導入されてあり、測れる数値は全て測り、とても清潔な空間でした。見学中、わたしが1番感銘を受けたのは、壁中に書かれた過去に訪問された方達の直筆コメント。本当に、多くの方に愛されているのがわかりました。

別れ際の澄川さんのひとこと、「とどろきさん(とどろき社長)は、(ひとつ上の)わたしの兄貴で家族です。そして、そこで働く皆さんも家族です。たくさんお酒を売って下さい。」
ぐっと心に響きました。

絶賛発売中です。
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○東洋美人 一歩 直汲み生1.8 3000円

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行ってきました⑧ シャトー・ド・プラド

シャトー・ド・プラドはコート・ド・カスティヨン地区の中で最も古いビオワイン生産者。
親子3代に渡ってビオロジックを実践しています。

シャトーに着くと、現当主のベルナールがニコニコと出迎えてくれました。
この人、絶対おいしいものをたくさん知ってる!、一緒にご飯食べたら絶対おいしいものが食べられる!と思わせてくれる恰幅の良さ。ベルナールのおいちゃん!と呼びたくなります。(外は何せ灼熱だったもので、しかめ面なのはご愛嬌)

料理がめちゃめちゃ上手そう。それもそのはず(と言っていいのか分かりませんが…)、パンや小麦、米以外の食料はほぼ自分のところで賄っているそうです。肉も野菜も!果物もナッツも!ヘーゼルナッツの木、初めて見ました。

ブドウ畑のいたるところに農産物が。斜⾯には果物の⽊、家禽や家畜を育てる⼩さな飼育場家。今回は時間が無くて動物たちに会えなくて残念…。
畑の隣に細く流れ出る地下⽔源があり、その地下⽔を⼤きな⽯造りの⽔槽でせき⽌めて畑の水撒きにも使⽤しているそうです。まさに自給自足。
小さい頃から自然に囲まれた農場で育ったベルナールは、ワイン造りにも早くから興味を持って、父のあとを継ぐ決意も早かったそうです。

小さい頃からビオディナミ。彼自身はそうは別に意識していなさそうで、彼の畑のように⻑年ビオでしっかりと耕された⼟地は、植物の種類もいろいろと豊かで、無駄な雑草はほとんど⽣えてこないそうです。畑がだんだんと整ってくるんですね…。ブドウの病気にしても毎日畑に出ていれば、その予兆に気づいてだいたい対処できるみたいです。
そして、「良い環境で育ったブドウさえあれば何も手を加える必要はない。」
メルロー、カベルネフラン、カベルネソービニヨン、セミヨンの 4 品種で、樹齢は 20〜30 年。


ブドウ畑から見たシャトー。
中央右寄りがシャトー、左の網で囲まれたところは貯水槽。


その反対側に広がる畑。

セミヨンの畑には野生のネギが自生する個所があるそうで、野生のネギは農薬で土壌が汚染されていない証拠なんですって。
冬から春先にかけてはこのネギが食卓で大活躍のようです。
このセミヨンからは2018年VT初リリースの甘口ワインが造られました。信じられない価格で!甘口のボルドーとしては、驚くほどコストパフォーマンスの高さ!
ぜひ、お試しください。
シャトー・ド・プラド ブラン・モワルー2018白甘口

やっぱり暑いので畑を後にセラーへ。
果樹に囲まれたセラー。中はひんやり。
季節労働者の宿泊所と併設されていました。

そして試飲。

左の白は先述した甘口。
プラドのロゼは初めて見ました。それもそのはず、地元消費用とのこと。そしておいしい。
地元用だけど2018年はたくさんできたから、あげてもいいよ、とベルナール。ほしい、ほしい!ととどろき勢。
日本に戻って、輸入元さんにお願いして、そして、日本に入荷する分すべていただきました!
3月初めころから発売予定です。
ラベルもオリジナルを用意中。
みなさん、今年の春は、このロゼを飲みながらお花見してください。
味わいは…、頼み込んだくらいです、言わずもがなです。お楽しみに。
赤は樽熟成が長いのと少し短めと2種。
プラドのワインはその味わいと価格が合っていないんじゃないかな、と思います。
自分にとってワインはデイリーな飲み物で、自分が高いと思うものを人に売ることはできない!とベルナール。
もっと価格をあげても絶対売れるのに儲け度外視。

ブドウそのものの美味しさがわかる、よりナチュラルなスタイルのワイン。手作りの味をリーズナブルに世に出す…ボルドーではとても珍しい生産者です。
今は次男さんと運営されているそうで、このスタイルがいつまでも続いてほしいなと思いました。

そして明日はナチュールの生産者とは言えど、いわゆる「シャトー」へ向かいます。

シャトー・ド・プラドのワイン

第8回 コップの会 in 博多 2020.3.15 予約受付スタート!

もっと身近に、もっと気軽に日本ワインをたのしもうと
2013年からはじまった「コップの会」。
8回目となる今年の博多の会も、北は山形、南は宮崎から6つのワイナリーが集まります。

狭い国土とはいえ、各地の気候や土壌の下で育つぶどうから生み出されるワインの個性は、
とてもカラフル!

もちろんそこには、品種の選び方、収穫のタイミング、
など畑や醸造におけるそれぞれの生産者の考え方が深く反映されています。

日本はせまい?! いや豊か!
日本は窮屈?! いや自由!

日本の豊かで自由なワインたちに会いに来てください、
まずは感じてみてください!

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第8回コップの会 in 博多
〜ワインで感じる日本!〜

ワイングラスの.
脚がとれたらコップになった.
コップで飲んだら.
気楽になった.
気楽になったら.
ワインが毎日おいしくなった.
日本のワインがおいしくなった.

▪️日時
2020.3.15(日)
1部 12時〜14時
2部 16時〜18時

▪️会場
博多水炊き専門 橙
福岡市中央区大手門1-8-14
<アクセス>
地下鉄空港線「大濠公園駅」より徒歩3分
西鉄バス「大手門三丁目」「大手門・平和台陸上競技場入口」より徒歩2分

▪️参加ワイナリー
タケダワイナリー (山形)
岸平 和寛

酒井ワイナリー(山形)
酒井 一平

ドメーヌ・オヤマダ(山梨)
小山田 幸紀

機山洋酒(山梨)
土屋 幸三

ココ・ファーム・ワイナリー(栃木)
石井 秀樹

都農ワイン(宮崎)
赤尾 誠二

▪️チケット *チケットの発送・お渡しは2/5(水)から
5800円
・6ワイナリー十数種類のワイン
・モン・アン・エスニック&
 餃子のラスベガスのスペシャルおつまみ
・ワインがおいしく飲めるコップ
 &コップホルダー付

スタンディング形式

*前売りチケットのみ
*定員になり次第締め切らせていただきます
*チケットの払い戻しはできかねますのであらかじめご了承ください

主催/チケットのお申込み & お問合せ
tel 092-571-6304

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行ってきました⑦ デスクランブ

みっちみちのスケジュールだったロワールをあとに、ボルドーへ向かう朝。
出発までゆっくりできたので、楽しみにしていた散歩がてらのパン屋めぐりーーー!!でしたが。
この日はパン屋さん、どこも閉まっていました…。たしか水曜日。月曜に閉まっている美容室が多いのと同じ感じなのでしょうかね。
でも近くの公園でのんびりと、ぼけ~っといい時間を過ごしました。

ロワールのトゥールからボルドーまで約350キロ。
高速を降りてデスクランブ(サンテミリオンの近くにあります)に近づくにつれて景色はまたまたブドウ畑一面。
アンジュー、サンセール、プイィ・フュメの景色にも驚きましたが、それ以上。
ずーーーーーーーっとブドウ畑。
さすが2大産地。ずっと。畑。畑。
石垣があって門扉があって。さすがシャトー!

サンテミリオンに少し寄ってモノリス教会(巨大な一枚岩をくりぬいて造ったと言われています)を見て、お昼ご飯を食べ。お店からでたら、これから向かうデスクランブの先代、ジェラールに偶然会いました。
今回はお会いできないと思っていたので、ラッキーです。現地アテンドの方が一番テンション上がってました。

そしてまた一面ブドウ畑の中を走り、ボルドーの草分け的存在、デスクランブへ。
サンテミリオンから南に6km ほど南下した、ドルドーニュ川沿いにシャトーはあります。
道中、さんざん「シャトー」たるものを目にしてきた私たち。
デスクランブはシャトーといっても、メドックのあの豪勢な建物ではなく、ごく普通の住まい、ガレージでした。こんなTシャツ着てきちゃったけど…と心配していた私はホッとしました。笑

現当主は3代目のオリヴィエ。2015年からシャトーの全てを管理しています。
笑顔は見せてくれたけど、人見知りっぽい?かなという印象。

畑はブドウの樹の高さが高い!霜の害を避けるため、地面から実がなるところまではしっかり高さをとっているそうです。

あまりの暑さに畑はそこそこに醸造所内へ…。

オリヴィエの祖父ジャン=アルマンが、1954 年からビオ農法を提唱し続け⼈で、当時農薬等を使った近代農法が隆盛を極めていたボルドーの中でまさに異⾊の存在。
2代⽬となる父ジェラールがワイナリーを引継いだ1970 年代以降も、ビオはむしろ忌み嫌われる存在だったそうです。このころから、ジェラールの反バイオテクノロジーの姿勢を⽀持し、ワインを通じて仲が良くなった著名な漫画家が手掛ける⾵刺画をラベルに用いるようになります。その数は多いときでなんと30種類!ボルドーのお堅いイメージを茶化すかのような遊び⼼満載のエチケットばかりです。

このラベルはうちでも定番。
ワインが飲みたすぎて棺桶から出てきちゃう。

祖父の⼝癖であった「良いワインは良いブドウがあってこそ」という遺⾔を⼀番の信条に、父から息子のオリヴィエに引き継がれます。

父ジェラールの造るワインは、酸をしっかり残して、長期熟成にむくタイプ。若いうちは酸があるので飲みにくいのですが、その代わり熟成したときの味わいは官能的。

オリヴィエは、人一倍熟成中の「酸化」に敏感。むやみにタンクや樽を開けて試飲はしないそうです。というのも、オリヴィエの造るワインは酸がきれいに柔らかく残った割と早いうちから楽しめるタイプ。なので、リリースされる時の味わいを緻密に計算しているんだろうなと思いました。

醸造に使う機械もちらっと目に入りましたが、どれも独特な形。
普通なら2人で作業するところを1人でできるようにオリヴィエの手造りの機械が多いとの事でした。こんな機械なのもマシーンでの収穫も、全てワインの品質向上とリーズナブルな価格を両立させるため。年々オリヴィエのつくるワインが美味しくなっていますが、裏のこういう、私たちには見えない努力によってコストパフォーマンスの高いワインが産み出されていたんですね…。

帰り際に現地アテンドをして頂いている方が、車のキーがない!と騒いでいたのにはオリヴィエもすごく笑っていました。
そんな笑顔に見送られて次はカスティヨンのシャトー・ド・プラドへ。

デスクランブのワイン

<中華・エスニック>エスニックと焼酎のエポックメイキングな出会い


「焼酎に合うならお味噌でしょう」と春の木の芽味噌をイメージして、
モン・アン・エスニックのシェフが考案してくれたのは、
タケノコの香菜味噌和え。

香菜の青い香りのあとを追っかけてくるタケノコのみずみずしい甘み。
そこに大和桜の水割り(氷が溶けて少しメロウな感じになったものがよりよい)を含むと、
タケノコの甘みと芋の甘みとが相まって、鼻腔に抜けていくことのさわやかさといったら!

もちろんビールでもワインでも日本酒でも合うでしょう。
しかし、ビールでもワインでも日本酒でも、
このマッチアップはしないでしょう。
鼻に抜けてたちのぼる新しい春の風は、
芋焼酎が運んでくる風~
病みつきです。

Recipe
タケノコの香菜(シャンツァイ)味噌和え

材料(作りやすい量)
タケノコ(アク抜きしたもの) 150gくらい
パクチー           3枝くらい

A
白味噌    小さじ2
ナンプラー  小さじ1
干しエビ(砕いて粉状にしたもの) 小さじ1/2
さとう    ひとつまみ
塩      ひとつまみ

クミン    3粒

1、アク抜きしたタケノコ(タケノコの水煮)をサイコロ状に切る
2、香菜をざく切りにし、すり鉢でペースト状になるまですりつぶす
3、②にAの調味料を一つずつ加えてはよくまぜ、
  最後にクミンを入れすりこぎでトントンと軽く叩いてつぶす
4、③に①のタケノコを加え、ざっくりと和える
5、器に盛って、完成!

大和桜の焼酎