こんにちは。
しゅがーです。
気温も少しづつ上がってきて、汗ばむ日も出てきましたね。
日差しは暖かいけど、風は涼しい。
まさに行楽日和!外飲み日和!と言いたいところですが、今はもう少し我慢。
そんなこんなでこの1年、家でお酒を飲む機会が増えた方も少なくないのでは。
5月の連休が始まるけれどおうちでの時間が増えそう…。
そんな方々に向けて、家飲みのワイン選びがほんのちょっと楽しくなるおはなしを、
入社して半年が経った新米ワインスタッフ・しゅがーがお届けしていきます!
第1回となる今回は、ワインをつくる原料となるブドウ、その「品種」について。
ワインの原料であるブドウ、その種類は実に多種多様。
よく聞く名前でもピノ・ノワール、シャルドネ、ソーヴィニヨン…などなど。
とどろき酒店に眠っているワインたちもいろんな品種のブドウからできています。
(プライスカードの一番下に書いてある単語が品種の名前です!)
普段はもの静かだけどお酒が入ると陽気な人や、
仕事中はキリッとしているけど意外にお茶目なところがある人、
人にいろんな性格の人がいるように、
十人十色、という言葉はブドウにも当てはまります。
レモンやグレープフルーツみたいな柑橘系の特徴を持つ瑞々しいもの。
カシスのような暗い果実を思わせながら、ピリッとスパイシーさを感じさせるもの。
そうかと思えば、「これ本当にブドウなの?」と思うくらい、
ライチや白桃を思わせる、ちょっとセクシーな芳香を秘めたもの。
すぐに特徴がわかりやすく出てくるものもあれば、本領発揮するまでにしばらく時間がかかる、
いわゆる「眠れる獅子」みたいなものもあります。
ワインを選ぶときにお悩みの際は、あるブドウ品種に着目して選んでみるのも良いかも?
同じ品種だからこそ、似ている部分があったり。
同じ品種なのに、予想と違う味わいが出てきたり。
今回はそんなたくさんの品種の中でも、
「ソーヴィニヨン・ブラン」という品種にスポットライトを当てて、
おすすめのワインも混じえながらお話しします!
「ソーヴィニヨン・ブラン」ってどんなブドウ?
主にフランス ボルドー地方やロワール地方で栽培されている白ブドウ品種。
グレープフルーツなど柑橘、若草の清々しい香りが特徴の生き生きした表情を見せる品種です。
味わいも溌剌としていて、筋の通った印象の中にミネラルが感じられることもあります。
世界的にも非常に有名な品種で、日本でも栽培されているブドウの一つ。
個人的には、柑橘のニュアンスを感じさせながらも、
カチッとしたミネラルや旨味が感じられることもあり、
食事、特にカルパッチョやアクアパッツァなどの魚介系の洋食と相性が良いなと思う品種です。
これからの季節にもぴったりですね!
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フランツ・ソーモン ソーヴィニヨン・ブラン 2019白 2178円
(フランツ・ソーモン / フランス ロワール)
2002年スタートですが今ではもう大御所の仲間入り?!
丁度脂の乗っている充分な経験を積んだ中堅醸造家です。
パイナップルなどの南国果実を思わせるトロピカルなアロマに塩味を含んでいます。
酸も穏やかで使い勝手の良い辛口白です。
ルドヴィック・シャンソン ガヴロッシュ2018白 2640円
(ルドヴィック・シャンソン/ フランス ロワール)
キリッと冷やして飲んだ口当たりは、
ソーヴィニヨン・ブランらしさを感じさせる柑橘系のニュアンスを感じる一方で、
最新ヴィンテージとなる2018年は、例年に比べ、気温が高かった影響か、
段々ハチミツや熟したリンゴなどのもったりとしたニュアンスを感じます。
開栓してからの変化も楽しいワインです。
小布施 ソーヴィニヨン オーディネール 2090円
(小布施ワイナリー /日本 長野)
※こちらの商品はオンラインストアでの販売はしておりません。
液体は色味をほとんど感じない透明な黄色。
しかしそんな淡白な外見とは異なり、香りはとても華やか!
2020年のヴィンテージは例年より葉摘みのタイミングを遅らせたそうで、その影響か、
柑橘系の香りというよりは白桃やハチミツなどの少しアダルトな雰囲気を感じる豊かな香り。
その一方で口当たりはとても滑らかで、芳醇な香りを感じながらもスイッスイ飲める白。
今回紹介した3本はいずれも同じ「ソーヴィニヨン・ブラン」でありながら、
感じるニュアンスや果実味は微妙に違うワイン!
お食事やシチュエーションに、
チョイスしたワインがガッチリと合ったときの喜びはもう〜〜〜〜〜(悶絶)、
それは言葉にできないほどの喜びです!
今は人が集まっての飲み会が難しい時期ではありますが、
バーベキューやピクニックなど、
ただでさえ気分が上がるイベントに、ムードに合いそうなワインを持ってきて、
「これ美味しいね!」なんて言ってもらえた日にはもう、
充実度が上がること間違いなし!
(僕自身そんな日が1日でも早く来ることを待っております…。)
特にとどろき酒店に眠っているワインたちは、
ブドウや栽培された土地の特徴が色濃く出たワインばかり!
品種に絞って探してみると、
「なんだこりゃ?」と思うくらい珍しい品種のブドウを使ったワインが見つかることもしばしば。
お宝探しの感覚でじっくり探してみてください!
今日ご紹介した以外のワインでも、
皆さまが「こんなお酒あれば良いな」と思うお酒があれば、気軽にご相談くださいね!
ではでは、次回またお会いしましょう〜♪