酒屋の僕らにとって12月は特別な月。
後半に向けて忘年会シーズンの飲食店さん、クリスマスギフト、
年末年始のご挨拶のお酒、飲み会用、晩酌の酒もと一気に需要が増えるのだ。
年の瀬まで走り抜け最終営業日12月30日が終わるころにはもうぐったり。。
大晦日はのんびり起きて、昼間は人も車もまばらになった街で買い出し、
夕方から家で飲み始める。
こんな時こそ自分へのご褒美を。
僕は毎年シャンパーニュからスタート。
一年の労をねぎらうなら・・そんなシャンパーニュセレクションです。
☆ヴァレリー・フリゾン シャンパーニュ グスタン ブリュット・ナチュールNV
まだ知る人ぞ知るシャンパーニュですがとっても僕好み。パッと広がる凝縮感のある
明るい果実味が素直に美味しい。誠実な手造りの暖かみが伝わってくるよう。造り手
に会いに行きたいなと思ってしまった一本。。
☆ユリス・コラン ブラン・ド・ノワール“レ・マイヨン”NV
初めて飲んだ時の衝撃たるや・・こんなシャンパーニュがあるのかと驚かされたこと
を覚えている。その数年後、ワイナリーを訪ねるチャンスがあった。先に某大手メゾ
ンでリザーブワインの量の贅沢さとかブレンド技術の妙などたっぷり聞いてこれが
シャンパーニュかと理解したつもりでにユリス・コランへ。着くなり畑に行こう、こ
の畑はこんなで、あっちの土壌がこんなでと畑とブドウの話ばかり。そうだ、僕の好
きな造り手はみんな畑から話が始まる、それはシャンパーニでも同じなんだなとまた
また好きになった訪問でした。
☆エグリ・ウーリエ ブリュット・グランクリュNV
厚みのあるボディ、柔らかなコク、美しい酸のバランスが最高!6人の造り手の名だ
たるナチュールシャンパーニュを飲み比べる機会があったが、バランスとエレガンス
で抜けていたがエグリ・ウーリエ。この美味しさは普遍的。プレゼントにもいいか
も。