BLOG

Fattoria AL FIORE

ワインのご紹介です!

宮城県川崎町
ファットリア・アル・フィオーレ

◯白 アランチア 2017 ¥4100(税別)
アンフォラと呼ばれる甕で仕込まれるデラウェア。だからこそできた膨らむボリューム感、心地よい酸化のニュアンス。しなやかに伸びていく酸が全体のまとまりを作っています。

◯赤 ロッソ2017 ¥4300(税別)
淡い色合いがとてもきれいなメルロー。
ここ数年のロッソの中でも最も良い出来とのことです!

◯赤 オオノ・フィールド・ブレンド2017 ¥3800(税別)
さくらんぼやオレンジの爽やかな酸、柑橘の皮のような心地良いビターな感じ。15度くらいの温度で飲むと、その美味しさは最大限に…

実は先日、ここ宮城県川崎町に行ってきました。

以前お会いした時よりずいぶんとファンキーになられた目黒さん。でも優しく穏やかに話される姿はこれまでと変わらず。

アルフィオーレのワイン=目黒さん、と認識されている方も多いとは思いますが、実はワイナリーの代表を務めているのは坂口礼奈さん。
宮城県川崎町でワイナリーと農業を中心とするコミュニティーづくりの活動をされる目黒さんの考えに共鳴され、2016年から働かれています。

もともと建築関係のお仕事をされていて、食や農業の分野での興味を持ちつつも、それまでご自身がお酒を飲まれることも少なかったそうですし、ワイン造りをするなんて思ってもいないことだったそうです。

ブドウの栽培、醸造技術を習得するために修行中、とのことでしたが、目指す先にあるのは地域活性化。
ワインがきっかけとなって川崎町を訪れる人、住む人が集まればいいなとニコニコと話されていました。

今日ご紹介したワイン「アル・フィオーレ」シリーズのラベルがなぜこのデザインなのかも伺うこともできました。

まず「フィオーレ」はイタリア語で「花」を意味します。左に頭を垂れたキュベ名入りのロゴは草花を、ツートーンの下の茶色い部分は大地を形取り、種が大地に落ちてまた芽が出て花が咲いて…という願いというか希望が、こめられているそうです。

ラベルも色のついた和紙(川崎町産)に柿渋を1枚1枚塗って(大地の部分になります)。シリアルナンバーも1本1本手書き。大変だけど全然苦じゃないと笑って話すお2人。
スタッフも少なくて全国からの注文が殺到して…造りも…で絶対忙しいはずなのに、ゆったりされている姿を見て私もそうなりたいなと思いました、、、。

そしてワインの試飲。出していただいたのはブドウ果汁の絞りかす(皮と種)をまた別の品種の果汁に漬け込んでプレス・発酵させるという、あまり聞いたことがない造り方。
いろいろと思いついたことを試してチャレンジされているそうです。

ワイナリーは元小学校の体育館を改装。
今年の夏に完成して、2018ヴィンテージから自家醸造がスタートしました。

元体育館なので、校歌の看板?がそのままあったり、バレーボールやバドミントンのネットを張るポール置きがホース置きになっていたり。
下駄箱が棚になり、机もいろんなところに。
小学生の頃、全校集会で体育館に整列してて、暇で暇で体育館内のいろんなラインや照明や、2階のギャラリー…ですかね、外周ですかね、その柵の本数を数えたり…してたなと。
体育館の中で浴びる光が眩しかったなーとか。
この体育館もですが、ラベルのお話も聞けてとても温かく懐かしい気持ちになりました。

今回はこちらの時間に余裕がなく、畑を見るのはかないませんでしたが、またいつか…。