BLOG

お燗のオススメ温度 〜熟成タイプ その3 独楽蔵 悠五年 純米古酒〜

さてさて熟成タイプの3酒めに登場するのは、
我らが福岡の燗酒といえば!の独楽蔵(こまぐら)です。

***************

熟成タイプ その3.
独楽蔵 悠五年(こまぐら はるかごねん) 純米古酒
(杜の蔵・福岡)

“福岡の燗といえば! 五年寝かせた安定感”.
.
独特の香ばしい熟成香、見た目は琥珀色でしっかり古酒ですが、
飲み口は意外と軽やかでまろやか。
「酸」と「熟成」のバランスをとことん追求し、
五年以上寝かせている。
中華や肉料理、スパイス系などとの相性も抜群。
古酒の可能性を感じる一本。

♨️オススメ温度.
40℃で味わいが出て、45℃で角が落ち、50℃でスッキリ飲める。
温度をあげても暴れないさすがの安定感。

1.8l 3500円
720ml 1750円

*******************

独楽蔵を造る杜の蔵の代表森永さんは、人呼んでお燗番長。
かつて20代だった私に燗酒を教えてくれた人でもあります。
温度の違いで味が変わるということ、同じ40℃でも冷やから40℃になったものと、
一度45℃に上げてから40℃に冷ましたものでは味が変わるということ、
おなかの空き具合でもおいしいと変わる温度が変わることなどなど。
その教えは年々体に染み渡り、あたたかいお出汁のお料理をいただくときには、
あたためたお酒が欲しくなる体質になってしまいましたばい。

LINEスタンプ『お酒大好きトッドちゃん』

とどろき酒店のイメージキャラクターであるトドのトッドちゃん。
ついにLINEスタンプになりました!

お酒大好きトッドちゃん
https://store.line.me/stickershop/product/10099474

いままで横顔で鎮座している姿しか見せていなかった謎めいた存在でしたが、
このスタンプではあんな格好やこんな格好もしています。

飲みスケさんたちにはきっと使い勝手のいいスタンプになっているはず!ですので、
ぜひお見知りおきを〜!

飲み友だちへのクリスマスプレゼントにもどうぞ〜!

香りを意識してみる。

閉店後の薬院stand!にわらわらと集まる男と女…
スタッフ勉強会の夜です。

とどろき酒店では不定期で、スタッフが講師役を持ち回りをし、
テーマや内容もそのスタッフが決める、という勉強会をしています。

11月頭の講師は、薬院stand!店長のカズー(石田)。
テーマは、『白ワイン品種10種の特徴 〜香り〜』でした。

白ワインの香りの表現としてよく使われるフルーツやナッツ、スパイスなどの実物を準備してずらりと並べ、実際に香りを嗅いでみる。
次に、白ワインの代表的なぶどう品種10種類(シャルドネ、ソーヴィニヨンブラン、リースリング、ミュスカデ、ヴィオニエ、ピノグリ、シュナンブラン、セミヨン、ゲヴェルツトラミネール、甲州)に特徴的な香りを確認し、最後にワインをブラインドテイスティングして品種を当ててみよう、という内容。

フルーツやスパイスを真剣に意識して嗅ぐというのは、予想以上におもしろい体験でした。
「このフルーツって思ったよりも香りは控えめだね」
「このスパイスくさいよ!笑」
ふだん何気なく食べているだけでは気づかなかった香りを拾えたりなど、
テイスティングにおける“意識する”ことの大切さを改めて感じたのでした。

続きを読む

お燗のオススメ温度 〜熟成タイプ その2 秋鹿 能勢福 純米酒 〜

こげな寒か日は、お燗ですばーい ♨︎

***************

熟成タイプ その2.
秋鹿 能勢福(のせふく) 純米酒.(秋鹿酒造・大阪)

“一家に一本、気分で温度を変えて”.

やわらかでコクのある米のうまみは、冷や(常温)でもやわらかくほっとするおいしさだが、まだまだ伸びしろを感じる。そこから少しずつ温度を上げていくと、香りと口当たりがさらによくなる。家に一本、常備酒として置いておきたい。.

♨️オススメ温度.
35℃くらいでもじわりとおいしいが、まだ伸び幅を感じる。40℃前後が香りも口当たりもベスト。.

1.8l 2500円.
http://shop.todoroki-saketen.com/?pid=105805679

*******************
秋鹿は一貫作りといって、お米から育てて酒造りまで。という蔵。
私も日本酒を飲み始めた頃から行ってみたい蔵の一つです。
今年、ボス轟木ともーりー(水上)が訪問してますので、そのレポートもぜひ^^

行ってきました! 秋鹿酒造

お燗のオススメ温度 〜熟成タイプ その1 竹鶴 きもと 純米〜

ぐんっと冷えてきましたね。
朝フロントガラスが凍る季節です。
ハンドルがアイスノンのようにひえひえの季節です。

ということはみなさん、
本格的お燗酒の季節到来ですね。

とどろき酒店では毎年おすすめのお燗酒を紹介していますが、
よくいただくのが「何度くらいがいいの?」という質問。
今年はその疑問にお答えすべく、一足お先にスタッフで実験会を行いました。

どのお酒がどのくらいの温度がいいのか?

実際に温度を変えながらお燗をつけてみた結果を、

ふっくら深い味わい これぞ燗!
熟成タイプ

スールスル きれいに咲きます
洗練タイプ

冷やしても あたためても
オールマイティタイプ

の3タイプに分けました。

本日より1酒ずつご紹介していきます!

*******************

熟成タイプ その1
竹鶴 生もと 純米
(竹鶴酒造・広島)

“ワインラバーにも 愛される燗酒”

どっしりとした酸と強さは、温めることで全く違う表情を見せる。
スッと切れる後口とドライな旨みは一見、お酒だけだと物足りさなも感じるが、
食事をしながらだとグッとおいしさが増す。ワインラバーにもファンの多いお酒でもある。

♨️オススメ温度
思い切って50〜55℃まで上げると、やわらかさとキレのバランスがすばらしい。
食事が欲しくなる。

1.8l 4200円

*******************

この黒の竹鶴、
先日とどろきスタッフで蕎麦屋さんにて、5人で1本空けました(ほかのお酒も何合かいただきつつ…の)、鴨鍋とともに。
大人でよかった。のひとときでした。