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行ってきました!とどろき酒店 焼酎蔵研修 3/3(国分酒造)

中村酒造場萬膳酒造)につづいて、3軒目の蔵、国分酒造へ。

先程見てきたなかむら、萬膳の蔵と比べると大きさが違う!
前の2軒は【手造り】という雰囲気がひと目でわかる蔵で、
国分酒造は【工場】といった感じでまた違ったワクワク感。

まず代表である笹山さんの歓迎を受け、国分酒造の歴史や商品の話へ。
そこに登場されたのが安田杜氏。
これまでリリースされたアイテムの説明とどういう思いで造ったなど話や裏話などもしていただきました。
そしてお楽しみの焼酎のテイスティング!やはりどれもおいしい。

その後は工場の見学。
敷地内にはドデカイタンクがいくつもあり、発酵中の香りを嗅がせてもらう。
すごくフルーティーでいつまでも嗅いでいられる香りが広がっていました。
他にも使い方が複雑、簡単なものを分けるために♂と♀マークに分けられた蒸留器や蔓無源氏の株など面白いものを見せていただきました。

最初【工場】という印象は、芋焼酎に向き合い合理的に突き詰めた結果、あの形になったのかなと思いました。

国分酒造で印象深かったのは安田杜氏がおっしゃった、芋麹の話。
「すべての芋焼酎を芋麹で造りたいくらい!」
と、ご自身で開発された芋麹への愛を感じました。

1番新しい商品は、明治時代の家庭で造られていたという焼酎を再現した『維新の一滴』。普通なら中々こういう考えは出てこないはず。きっとこういう芋焼酎を造ってみたいという思いが次から次へと湧き出てくるのでしょう。芋焼酎、芋麹を突き詰めていくとそこにたどり着くのかと思ったのと同時に、新しい芋の品種が出てくると更に可能性が広がるんじゃないかということも感じました。
改めて安田杜氏は探究心の塊、芋焼酎の奇才だと思いました。

そしてやはりまだまだ芋焼酎は奥が深い!
芋焼酎の良さをもっと伝えていかなければ!と感じた1日でした。