BLOG

フランス行ってきました③ クロ・デュ・テュエ・ブッフ

続いてクロ・デュ・テュエ・ブッフ。

ヴァンナチュール界では、超ベテランのトップに君臨するピュズラ兄弟。
(お兄さんのジャン・マリーにもお会いできました!)

私もお姉ちゃんとお兄ちゃんがいるのですが、こういうの、ないかなーないよなーきっとね…

1994年、父の畑をジャンと共に継ぎ「ル・クロ・デュ・テュ・ブッフ」を起ち上げ、1999年にネゴシアン(「ティエリ・ピュズラ」)を始め、以降、ティエリはネゴスとドメーヌの両⽅を管理する多忙な⽇々を送ることとなります。2014年、ネゴスを共同経営者となっていたボノーム(この後訪問しました)に引き継ぎ、現在はドメーヌ1本に専念。…とはいえ、そのキュヴェ数の多いこと…。
好奇⼼旺盛なティエリは、ネゴスをやめてできた時間を使って新たなワインの発⾒と開拓を次々に⾏っています。 数年前からリリースされるようになったクヴェヴリもその流れの⼀環で、ジョージアワインに多⼤なインスピレーションを受けて仕込んだものだそうです。

たくさん試飲させてもらいました~。
樽から瓶詰したものから、もうすぐ日本に入ってくるものや、いろいろ。
あのティエリ!!とテンションが上がって、残したくない、吐き出したくない、でもちゃんと試飲するためには吐き出さないと…と葛藤に苦しみました。たいてい飲み込みましたけど。

以前ティエリのクヴェヴリを日本で飲んだ時も今回も、味わいにいわゆる「クヴェヴリ」ぽさ(一般的にいう酸化のニュアンスや醸しによる渋みなど)はないよな…と思っていました。
ティエリのイメージからしても、クヴェヴリのワインがリリースになった時、私は意外に感じていて…。
そのことを聞いてみたところ、、、

ティエリは、アンフォラは真のテロワールを限りなくニュートラルに表現できると考えているそうです。
(※アンフォラは甕自体のこと、クヴェヴリはアンフォラを使って仕込む醸造方法のこと)

アンフォラはワインが樽のようにきちんと呼吸をし、かつ樽よりもニュートラル。さらに、地中に埋められた環境で⼟の中の⾃然な温度で静かに発酵と熟成が繰り返され、まさに⾃然がワインをつくるという究極の形︕今までとは全く違う観点からテロワールにたどり着けるのではないか︖と直感したそうです。

彼の本当に目指すところは、アンフォラで仕込んでいても、味わいにアンフォラを感じさせないワイン。アンフォラのワインをつくりたいのではなく、ただただ、ワインのポテンシャルを引き出す手段としてアンフォラを選択しているに過ぎないのだそうです。

ほほぉ~。
最近、アンフォラで仕込む生産者がだいぶ増えてきましたが、ティエリみたいに感じているんですかね…。
また違う観点からなんですかね…。知りたくなります。
こういうのも全部含めて生産者の話は面白いです。

今ではイタリア製、スペイン製、地中に埋まったジョージア製の計6つのアンフォラがありました。
試行錯誤を繰り返しながら、つくりたいワインのイメージがだんだん固まってきているそうです。
手に入れることができるなら、その年その年を追いかけたいものです。
なんせ数が少ないもので…。

実は私、3~4年前に一度お会いしたことがあるんです、と最後に伝えたら、
あぁ、ずっと、なんか会ったことあるっちゃんねーって思いよったとよ!と言ってくれました。
本当かどうかはものすごく怪しいところですが、うれしいものですね。

黒レトリバー(?)のLUNAが、入っていいところ・ダメなところもちゃんとわかっていて、その扉の前で伏せてる姿がかわいかったです。
画像はないんですけどね。

クロ・デュ・テュエ・ブッフのワイン