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どぶろく遠野物語2

間があいてしまいましたが、前回少し書いたお酢の話を。

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どぶろくの蔵に行った時のこと。造り手の佐々木要太郎さんはもともと
お父さんの代から続く民宿もされていますが、その隣で料理屋も営んでいます。

料理屋は凛とした佇まい、厳選されたインテリア、素敵なアレンジのドライフラワーで
飾られた洗練された空間。随所に佐々木さんのセンスを感じることができます。

そこで佐々木さんは料理人としての目線で、自分の料理に合う調味料として
どぶろくを使った「お酢」も造ってしまいました。

どぶろくの話から農業の話になり、ようやくお酢までたどり着き、テイスティングすることに。

「飲んでみてください」。

差し出されたのはお猪口に注がれたお酢・・
お酢をお猪口で飲む!?

飲んでみました。
スーッと飲んでしまいました。

衝撃的な美味しさ!!

酢としての酸はもちろんあるのですが、旨みが多く複雑で甘味すら感じます。

この日以来、僕の家のテーブルにはいつもこのお酢があります。
お酢として高価ですが、一度にたくさん使う料理ではなく、仕上げに、アクセントに
キメ技的な使い方をするとぐっと素材が引き立ちます。

お気に入りは「巽醤油+オキピンティのオリーブオイル“ゲータ”+どぶろく酢」の
組み合わせ。おいしい野菜にかけるだけ、酢もつに混ぜるだけ、焼き魚に添えるだけで
幸せな料理となります。ぜひお試しあれ。

左から

☆醸し田屋 どぶろく酢  375ml 1389円
ボトルの下部ににごりがあります。にごりのない部分はシャープな味わい。にごりをまぜると
まろやかな味わい。僕は混ぜるのが好みです。

☆オキピンティ  オーリオ ゲータ2016  500ml 2100円
ワインでお馴染みイタリア シチリアのオキピンティが造るオリーブオイル。

☆巽醤油 
愛媛の“燃える醤油醸造家”梶田さんの醤油。 720ml 900円

すべて税抜価格です。