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宮崎焼酎 蔵元巡りの巻①

先日、宮崎県の焼酎蔵元「渡邊酒造場」と「小玉醸造」に行ってきました!

ちょうど10月〜12月頃は焼酎造りの最盛期を迎え、芋畑から造りまでを一貫して見学させて頂きました。
最初に伺ったのは、「旭 萬年」を醸す渡邊酒造場。造りのシーズンの内に醸造、蒸留などの造りをする期間はたった1ヶ月半ほどで、それ以外の殆どの時間を畑造りに費やしてます。
蔵に到着するなり、すぐに渡邊 幸一郎杜氏と共に芋畑へ直行。道中に出てくる話題も醸造よりも芋の品種や土について熱く語ってくれました。しかし、芋畑に着き見渡すとなるほど素敵な芋畑が広がってました。芋の葉には虫喰いの跡があちこちに見受けられ、無農薬で育てられたのが見てとれます。渡邊さん曰く「追加肥料などで、畑を肥やし過ぎると余計に虫や病気になりやすいんです。自然のままの、適度な栄養のある畑の方が虫も寄らなくなるし、強い芋が育ちます」とのこと。

蔵に戻り造りの工程を見せてくれた際にも、酒母室の扉や窓はあえてオープンにして、外気の空気を酒母に当てるそう。その土地の風土がそのまま焼酎の味わいとなるようにだそうで、まるで自然派ワインの醸造家の様な考え方はいままで想像していた焼酎造りのイメージをガラリと変えられました。